青森県に次ぐ第2弾は和歌山県のご当地にとりちゃん!和歌山県といえばパンダのイメージが強いですが立ち絵はパンダなにとりちゃん…ではなく壺装束を纏ったにとりちゃんです!

2004年に世界遺産に登録された熊野古道をテーマに、"壺装束を纏い古道を歩くにとりちゃん"として第2弾は和歌山を選びました!

普段はお調子者なにとりちゃんが、今回は少し真面目で大人な感じがします(笑)

衣装は壺装束(つぼしょぞく)という、平安時代から鎌倉時代にかけて主に中・上流貴族の女性が旅装束として着用していた平安装束のひとつで、室内用の衣装として用いられていた十二単は重ね着で袖が地面に届くほど長く外出に不向きであったため、この壺装束が考案されました。

衣装は中に小袖、その上に袿(長いため真ん中あたりを端折る)を着用し、加えて顔を隠すために虫の垂衣のついた市女笠を被るというのが壺装束の一般的なスタイルとされています。首にかけているものは懸守(かけまもり)といい、この中に護符や薬を入れ、お守りとして首にかけていました。

​市女笠の特徴から"見た目が壺のように見える"と思いがちですが、袿の裾を引き上げて着用する姿が壺のように見えるため、この名称がついたそうです。

​県内の観光名所などで壺装束を纏うことのできる平安衣装体験ができますが、当時の旅装束では現代の人にとっては歩きづらいという理由から、下衣を緋袴など歩きやすいものに変更しているところがほとんどです。

​壺装束は全国の衣装体験や伝統行事などでも用いられていることから、立ち絵では袿の右下に和歌山の名産であるみかんを、また壺装束そのものは青を基調とし、下衣は後者の緋袴にしました!

熊野古道は、熊野三山と呼ばれる熊野本宮大社(和歌山県田辺市)、熊野速玉大社(同、新宮市)、熊野那智大社(同、那智勝浦町)へと通じる参道の総称で、紀伊路,小辺路,中辺路,大辺路,伊勢路,大峯奥駈道の計6つの参道で構成されています。道は和歌山のみならず奈良、三重、大阪へと跨ぎ、これらを合わせた総延長は1,000km以上と非常に長いです。(実道では国内最長の国道4号線は836km)

 

中世期に上皇や貴族、庶民が信仰目的で熊野三山を参拝する際にこの熊野古道を利用したとされており、また当時の熊野三山は国内最大の霊場であったため、その間に多くの人々の信仰を集めたと言われています。(その後国内最大の霊場の地位は三重県の伊勢神宮に譲渡)

熊野古道が石畳で整備されているのは、古道のある紀伊半島の降水量が国内全体の中で比較的多いためで、現在でも石畳がそのまま残されています。

2000年に国の史跡に指定、2004年に紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界文化遺産に登録(紀伊路は除く)され、道路の世界遺産化は国内初、世界全体でも2番目の登録となりました!現在では和歌山を代表する観光地として賑わいを見せています。

実際に平安装束を纏い熊野古道を歩いてみると、当時の平安貴族気分を味わえるかもしれませんね。

【引用】

・【和の服飾文化】中世日本の高貴な女性の外出スタイル「壺装束」がかわいいのでまとめた

・くまの体験企画

・wikipedia

​・コトバンク

​・pixiv百科事典

背景は写真AC様よりお借りさせていただきました。

熊野古道に関しての詳細はこちら​。

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Opening 2017.12/19

Update 2020.06/27

イラスト©たもと,黄猫瀬蘭,マメハル,kotomi,佐倉ツバメ,とらた

原作©上海アリス幻樂団

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